嘔吐処理の仕方や消毒の仕方について

保育園

秋から冬ごろにかけて毎年胃腸炎の様なお腹に来る風邪が流行するようになってきます。そんな嘔吐処理を私たち保育者がどうやって行っているかを今回は紹介しようと思います。

嘔吐処理をする時に注意する事

ウイルス性の胃腸炎等は嘔吐物や便などの飛沫によって感染します。家であっても園であってもなるべく感染の拡大は避けたいです。なので私たち保育者は以下の様な事を行って自分も感染しない、他の子どものにも移らないようにと配慮をして対応しています。

マスク等で自分が感染しないように

マスク、手袋は必須です。できれば両方とも2重にするとより良いです。園では嘔吐処理時には使い捨てのビニールエプロン、ヘアキャップ、シューズカバーを着用して処理をします。とっさの時はマスクと手袋のみになってしまう事もありますがそれでも感染してしまう事も多いので、なるべく着用して対応できるといいです。

一週間に8回も処理をしていたらマスク、手袋を付けていても移ってしまった私です。

胃腸炎恐るべし・・・。

すぐに嘔吐物を覆う

園では嘔吐をした所にペット用のトイレシートを被せたり、おがくずを被せる所が多いと思います。家庭であればティッシュやペーパータオル等を被せ飛散することを防ぎます

使わなくなったオムツなどでもいいと思いますし、おもらしや飲み物をこぼした時にも使えるのでペットシーツは凄く便利です!

換気をする

空気を入れ替えるためにしばらくは窓を開け換気をしましょう。匂いも籠りますし、閉めきりだと空気感染のリスクがあるので寒い暑い問わず必ず換気はしましょう。

消毒液を作る

嘔吐系の消毒はアルコールは効果がありません。必ず塩素系の消毒液を使用しましょう。園ではピューラックスを薄めて液を作っていますが、家庭ではピューラックスは中々ないと思いますので、割とどの家庭でもあるハイターを薄めて使用すると良いです。500mlのペットボトルにハイターのキャップ2杯分の液をいれ、水を一杯に入れて振ると簡単にできます。

ハイターは素手で触ったり、他の液体と混ぜないように気を付けて扱ってくださいね!

消毒液をかける

上記のペーパー等の上から消毒液を掛けます。ペットシーツ等を使用した場合は先にある程度ペットシーツと一緒に吐物を取ってからティッシュなどを被せ、その上から消毒液を掛けるといいと思います。

かける時は皮膚に付いたり他の所に飛ばないよう気を付けましょう!

袋にいれる

端から中央に向けて被せた物を集めていきます。集めたものは袋に入れます。ある程度入れたら再度新しいペーパー等で消毒し、吐物があった場所を綺麗にします。全ての処理が終わったら身に着けていたマスクや手袋も一緒に袋に入れて処理します。最後袋を縛るときは空気を抜かずそのまま縛るようにします。

手袋は最後に外し、外す時は裏返しになるように取ると汚れた部分を触らずに処理できます。

手洗い・うがい

嘔吐処理や便の処理をした際、最後は必ず手洗い、うがいをよくします。いくら手袋とマスクをしていても絶対に感染しないわけではありません。ですので、しっかり手洗いうがいをして終わります。

まとめ

ざっと流れで書いてみましたがいかがだったでしょうか?保育園や幼稚園、施設等でも感染症予防マニュアルであったり、嘔吐処理のマニュアルがあります。特に嘔吐や下痢の様な処理は特殊なので家庭よりもより丁寧な対応をしていると思います。ですが胃腸炎やノロウィルスの様な飛沫感染は直ぐに拡大してしまうので、家庭内で広がらないためにも参考にして頂けると嬉しいです。

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