前回は保育、教育実習の事前準備についてお話ししました。今回は前期、後期とある実習の前期(見学)実習についてお話ししようと思います。
一人の社会人として大切な事
まず初めに社会に出る一人として、挨拶・身だしなみ・言葉遣い・体調管理はどの業界でも重要になってきますので細かくは割愛しますが、実習においてもこの項目は評価対象になりますので気を付けましょう!
※ポイント:特に言葉遣いは大人だけでなく子どもに対しても、敬語まではいかずとも友達に話すような言葉を遣うのはNGです!
保育中に気にしておいた方が良い事
上記では実習生として特に大切な事について話しましたが、ここからは更に保育・教育実習で心がけると良い事と、私が実習担当をしていて評価としてみたポイントを話していこうと思います。
積極的に動く
初めての実習ですので、分からない事ばかりなのは当たり前です。ですが【分からないから何もしない】【何も言われないからやらない】というのはNGです。分からない事、何をすればいいか分からない時は積極的に吹き出しの様に声を掛けて動きましょう
何かお手伝いすることはありますか?
机を拭きますか?
日数を重ね流れが掴めて来た時には下記の様に、自分で考えて動きますという様な声掛けに変えていけるとより成長が見られていいと思いますし、積極性がある、流れを把握しているという事は重要な評価ポイントです。
机を拭きます!
配るのをお手伝いします!
分からない事は小さい事でも聞く
保育中の先生の動きや日誌を書いていて疑問に思った事、自分が実習をしていて困った事等は憶えておくかメモを取っておき、反省会や声を掛けられそうなタイミングで質問しましょう。
聞き方の一つとしては【自分はこうだと考えたのですが、どうしてそうされたのですか?】の様にただ疑問を聞くだけでなくなぜ先生はそうしたのか等自分なりに考えてみた事を伝えるのも勉強として参加している意思が窺がえてより良いと私は実習担当をしていて思いました。
※ポイント:何回も同じことを聞くのはNGです。一度聞いたことはメモや日誌に残しておきましょう!
メモを取る
- 活動開始・終了時間
- 保育室内の環境(机の配置の仕方)
- 先生・子ども、自分の動き
- 疑問や質問
- 先生に報告すること
これらの内容はメモを取っておくと日誌を書く時にとても重要になります!特に最初の内は時間をこまめに書いておくといいです。
報告は細かく早く
子どもの怪我や喧嘩等のトラブルに合った時、自身が困ったことや失敗は速やかに実習担当の先生に報告をしましょう。自分で解決できなそうな場合は近くにいる先生に声を掛け、相談してください。
※ポイント:特に怪我・トラブルは保護者に伝えなくてはいけないので、わかる範囲でできるだけ細かく伝えましょう!
子どもとの関わりを沢山関わる
【いつも同じ子と遊んでいる・同じ遊具でばかり遊んでいる】この2つは特に私が実習生を見ていて気になる所でした。特定の子とだけでなくできればクラス全員と関われるよう意識できると良いです。
外遊びでは私の見てきた実習生の中で、比較的砂場にいることが多くなりがちなので園庭で鬼ごっこをしてみたりと活発なところが見れるといいです!
部分実習をやらせてもらう
実習に慣れてきたら絵本や手遊び等の部分実習をやらせてもらえるか聞いてみるといいと思います。時間やカリキュラムに余裕があればさせてもらえることもありますし、園によって前期はやらせてもらえない園もありますので必ず確認しましょう。そして、部分実習が出来るようであれば準備している絵本や紙芝居を事前に見せて確認してもらったり、部分実習の指導案を書く必要もあるかもしれませんのでそこも確認しましょう。子どもの前で何かやるという事を早めの内から経験しておくと後期実習でもかなり役に立つので積極的にやるといいと思います。
反省を次の課題にする
実習をしていると、毎日沢山の反省が出てくると思います。その課題は次の日の目標や課題として設定するといいです。反省を反省としてだけで終わらず、改善していこうとする姿勢は好感が持てます。
まとめ
ざっと前期実習で注意すべきところとポイントをお話しました。前期実習は実習とはどんな物か、保育園や幼稚園の実際の現場の先生はどう動いているか等を学ぶいい機会だと思います。最初は1日を終える事で精一杯だと思いますが、折角現場に立って学べる貴重な機会です。是非沢山の事にチャレンジし、失敗と成功を重ねていって欲しいと思います。
何よりも実習を楽しんでもらいたいと私は思いますし、色んな先生の良い所を沢山吸収し、逆にこんな所は自分は真似したくないという事もあると思います。先輩たちの良い保育術を沢山吸収し自分の物にできる良い実習になりますよう願っています。
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