5月から連日暑い日が続いでいます。新年度の環境にもようやく慣れ、子ども達も活発に活動するようになってきたのではないかと思います。今回は連日の猛暑日で一番気になる子どもの熱中症についてお話していこうと思います。
こんなこと大丈夫?
私が先生をしていた時こんな所が気になるなと思ったことがいくつかあったので参考になればと思います。
遊ぶ時間はどのくらい?
私の働いていた所では、猛暑日は15分又は長くて30分程度外で遊ぶ時間を設けていました。その時間も水分補給や日陰で休む等の休憩時間を込みでの時間設定をしていました。特に6・7・8月は環境省のHPで暑さ指数や熱中症警戒アラートを毎朝確認し、外遊びをするかどうかを決めていました。
家庭で確認するのは少し面倒と感じることもあると思いますが、一つの判断基準として確認してもいいと思います。
近年はテレビ等でも天気予報と共に熱中症注意報等の情報も得られやすいと思いますので、一つの判断基準として確認してみてください!
厚着しすぎていませんか?
子どもの代謝はとてもよく熱も籠りやすいです。最近の傾向として男女問わず「足を出したくない」「日焼けさせたくない」という事で猛暑日に長袖長ズボンでくる子を多く見かけました。私も日焼けすると火傷の様になってしまうタイプなので、焼かせたくないという気持ちはとても分かります!ですが、厚手の物等にはせず夏に出るような薄手でUVカット機能があるような物がいいのではないかなと思います。
帽子をかぶっていますか?
帽子をかぶっていると頭がムレて取りたがる子も多いかと思います。ですがやはり直射日光から頭を守るためにはまず帽子をかぶる事が大切かと思います。また帽子にタレ(うなじの方)がついた物も近年は多く売られています、後頭部の日除けも大切なのでそういったタイプの帽子を選んでもいいと思います。
一緒に帽子を選んでみたり喜んで着用できるといいですよね!
水分は自分から進んで取りますか?
お子さんの中でも【自分でよく水分を取る子】と、【大人が声をかけないと取らない子】がいるようでした。勿論保育の中でこまめに水分補給の声掛けをするのですが、屋内外で自由に遊んでいる時間等では中々全員が水分をこまめにとっているかの確認が難しい所もあります。園とお家とでお互いに工夫して自分で水分が取れる様促していけるといいと思います。
「自分では中々水分を取らないので声をかけてほしいです」というお話を頂いた事があります。園でも勿論声はかけていくのですが、お家でもいつでも自分で水分補給が出来るような水筒やコップを用意をしたりしてみてください。
水筒の中身は?
コロナが流行してからは年間通して水筒を持っていっている園も多いのではないかと思いますが、基本的に水筒にジュースは好ましくありません。糖分が多く水分補給にならず喉が渇きやすかったり、傷みやすいこともあります。中にはスポーツドリンクを入れてくだる家庭もありますが、ステンレスの水筒にスポーツドリンクを入れると錆びが発生しやすく(OKな加工の物もあるようです)よくないとの事もあります。
私の受け持った子の中には麦茶等のお茶が苦手で、ジュース以外が飲めないという子がいました。その子によって苦手なものもあるので、その際は園と相談してみてください。
何で水分補給をするか
乳児さんは母乳や粉ミルク、乳児用の麦茶が好ましく、幼児さんは水又は無糖のお茶(ノンカフェイン)が好ましいです。近年はお茶の種類も沢山ありますので、お子さんの好みに合わせて色々試して飲めるお茶を見つけてみてください。
スポーツドリンクも塩分やミネラルも取れて良いのですが、糖分が多く逆に喉が渇いたりするので大量に飲む・毎日飲むは避けた方がいいと思います。
水遊び中も熱中症になる
水の中は冷たいから熱中症にならないと思っていませんか?水の中で歩いたり遊んだりすることは、運動しているのと変わらない為もちろん汗をかいたりしていますし、水分も足りなくなっていきます。ですが、水の中に入っていると自分が汗をかいていることに気が付きにくかったり、喉もあまり渇いていないように感じてしまいます。そのため熱中症になっていることに気が付きにくいこともあります。
水遊び中はラッシュガードを着たり、水遊び用の帽子をかぶったりしましょう!
まとめ
ざっとこんな所かというポイントをあげてみましたが、いかがでしょうか?外で遊ぶのが大好きな子は「晴れているのに何で遊べないの?」と年齢が小さい子程理解できず、外に行きたがったりします。ですが、背の低い子ども(ベビーカーも)が一番地面に近いため、反射熱も高くなります。
年々暑すぎて夏に外で遊ぶ事も少なくなってくるとは思いますが、朝早め・日が少し沈んでから等工夫して遊ばせてあげるといいのかもしれません。
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